昨年御好評いただきました歯科キャンペーンのお知らせです。
歯科キャンペーンとは、歯周病や口臭等の原因になっている歯石除去を通常価格よりも割安で受けていただくことができるキャンペーンです。
たかが歯石と思われるかもしれませんが、汚れや歯石を放っておくと歯周病菌が増殖し、血流を介して全身の臓器に回ってしまいます。それが原因で心内膜炎、肝炎、腎炎、髄膜炎など様々な怖い病気を引き起こす可能性があるのです。また、歯周病菌は顎の骨を溶かしてしまうため、歯が抜け落ちてしまいます。そして、そういう歯の殆どは、歯槽膿漏を併発しているため、吐息が酷い腐敗臭を放ちます。
歯周病については、昨年の歯科キャンペーンをご覧ください。
歯石除去は、超音波スケーラーというものを用いて歯の表面に付着した歯石を粉砕していきす。
超音波で歯石を砕くため、歯に振動が生じますし(知覚過敏の場合は激しい痛みが生じます)、熱も発生します。その為、無麻酔下での処置は余程大人しい犬以外は出来ないのが一般的です。ですので、人とは違って処置にはどうしても全身麻酔や深い鎮静が必要となってしまいます。大人しい場合、ハンドスケーリングにて歯の外側に付着した歯石を除去する事は可能ですが、時間がかかるので我慢が出来ない子には不向きです。
歯石除去に関する一般的な手順をご紹介します。
1.身体検査 :
体重、聴診(心音、肺野音)、口腔内チェック(歯石の付着程度や歯肉炎の状態)などの全身状態を確認し、鎮静・麻酔を行なう前に血液検査(年齢や既往症により検査内容が異なります)を行ないます。
2.鎮静または麻酔下にてスケーリング :
口腔検査後、超音波スケーラーを用いて歯の表面に付着した歯石を破砕し、歯肉ポケット内の歯石を除去します。
3.ポリッシング :
専用ブラシと研磨剤(2種類)を用いて、歯表面の細かな凹凸を磨きます。歯石の再付着の予防につながります。
その他、歯周病や歯槽膿漏が酷い場合は、抗生剤による投薬治療が必要になります。
また、抜歯が必要な場合は、鎮静下での処置では激しい疼痛を伴う為、全身麻酔下での処置が必要になります。麻酔下と鎮静下の判断は、一般全身状態、歯石の付着程度や歯肉の状態、年齢や基礎疾患の有無によって異なります。基本的には上記内容の処置をスムーズに行なうには全身麻酔が必要となります。
前回のキャンペーンでは、歯石除去処置のみ30%offの価格でしたが、今回からはより分かり易く特別キャンペーン限定のセット料金を設けてみました。キャンペーン期間が終了次第、通常料金になります。
尚、別の手術のついでに歯石除去を行なう場合は、歯石除去費用のみキャンペーン価格となります。
参考までに、
体重5kg以下で8歳未満の場合、歯石除去を鎮静下で行なった場合(血液検査代は含まれていません)
通常 : ¥13,000(税別) → キャンペーン期間中 : ¥9,100(税別) 30%off
体重5kg以下で8歳未満の場合、歯石除去を麻酔下で行なった場合(血液検査代は含まれていません)
通常 : ¥25,000(税別) → キャンペーン期間中 : ¥17,500(税別) 30%off
※血液検査やその他検査については通常診療価格になります。
※麻酔料金には、麻酔前投薬、麻酔料、麻酔管理料、静脈点滴、麻酔覚醒後の高濃度酸素治療室利用料(10kg未満)が含まれております。
キャンペーン期間は、2/14(火)~3/31(土)迄です(完全予約制)。
是非、この機会に歯石による口臭や歯周病に対する治療をしましょう。
尚、当院の患者様については、後日、お知らせのご連絡をいたします。
その他、詳細については病院までお問い合わせください。