病院の花壇のエゾムラサキツツジも花が咲き始めてまいりました。一部、うまく活着しなかったようで枯れ木のような様相なのが何本かありますが、なんとか頑張ってもらいたいものです。

本日は、小学校の運動会があったみたいで午前中に時々、運動会の音が風に乗って聞こえてまいりました。

運動会というと、関東出身の私にとっては「10月」というイメージでしたが、北海道ではこの時期が主流のようですね。午後からは雨が降ってきましたが、午前中は晴れていたのでよかったですね。

さて、今回は「根尖周囲膿瘍」についてです。

以前に歯科キャンペーンのお知らせの際に、軽く歯周病についてふれました。根尖周囲膿瘍は、その歯周病が進行すると起きてしまう二次性口腔内疾患になります。

歯石は放置しておくと歯石の中で細菌がどんどん増殖し、やがて歯の根元である歯根部へと到達します。

そして、歯周病菌が歯根周辺の骨を溶かして骨にトンネルを作ってしまいます。

その結果、歯根部で細菌感染性の炎症反応がおこり、膿が溜まって根尖周囲膿瘍となります。

特に上顎第3前臼歯で膿瘍が起きると顔が腫れあがり、やがて行き場をなくした膿が皮膚を突き破って破裂します。基本的な治療として、抗生剤や消炎剤で炎症や感染のコントロールをしますが、再発防止の為には歯石除去、および該当する歯の抜歯が必要となります。

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これらの予防として歯磨きが効果的で重要なのですが、歯石が沈着している場合は、先ず歯石を除去してから行なうとより効果的となります。ですので、日頃からのデンタルケア、および歯石除去をお勧めします。

歯磨きが難しいという方には、歯周病の増殖を抑える薬用歯磨きガムをお勧めしています。また、歯磨きの仕方が分からない方には。歯磨きの仕方が書かれて小冊子を無料で差し上げております。

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歯磨きガムは、歯石が付いている状態よりも歯石除去を行った後から始めるとより効果的です。

因みに、歯磨きガムは小型犬用で1本のカロリーが30kcal(通常サイズ)~58kcal(エクストラサイズ゙)ありますので、与えすぎるとカロリーオーバーで体重が増えてしまいますので、与えすぎには要注意です。