10月から月2回のペースでROYAL CANIN様に院内セミナーを行ってもらっています。
セミナーの内容は、主に療法食(病気の治療の際に処方するフード)についてです。
数社より病気に対する療法食が各種販売されております。原材料や味、価格などの違いはありますが、基本的に目指すところは同じです。
とあるアンケート調査で、「獣医師に食事や栄養のアドバイスをしてもらいたいと」と答えた方が、実に8割を超えたそうです。
毎日の食事というものは、最終的にはそれが原因で病気になったり、最悪の場合は「死」に直結する問題でもあります。人でも生活習慣病が問題になっていますが、動物でも同じことが云えるという事ですね。
このセミナーは、栄養学の基礎から始まり各種疾患別(心臓病、消化器病、腎臓病、皮膚病など)へと続きます。
過去に各メーカーから同じような内容の講義を受けてきましたが、私だけではなく病院のスタッフ全員が同じ知識を共有していないといけません。動物病院もチーム医療の時代です。
ちなみに、このセミナーには試験がありまして、70点以上が合格ラインになります。
この試験はしっかりと講義を受けていれば、まず落第点を取ることはありませんが何気に油断できません。
毎回試験を受けて全てに合格するとROYAL CANIN認定「栄養管理アドバイザー」の資格をとることができます。
来年2月で講義が終了しますので、全員が「栄養管理アドバイザー」の資格を取れるよう頑張ります。
私だけ落ちたらどうしよう・・・
飼主様向けセミナーもしていただけるとのことですので、時期をみてお知らせいたします。
お楽しみに!