昨年末から行っていた大手フードメーカーであるロイヤルカナン主催のセミナーが今春に終了しました。

なんとか無事に試験に合格しまして、この度「栄養管理アドバイザー」の資格を頂きました。

春に試験を受けましたが、遅れに遅れてやっと認定証等が病院に届きました。

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主に病院で販売している特別療法食についてが中心ですが、一般食と療法食の間の位置づけであるフード(ベッツプラン)についての栄養アドバイスも可能となっております。

以前のブログでも少し触れましたが、とあるアンケート調査の結果から「獣医師に食事や栄養のアドバイスをしてもらいたいと」と答えた方が、実に8割を超えたそうです。

病気の場合は、治療食についてお話する機会が多々ありますが、日常生活における食事管理についてのアドバイスとなるとなかなか行う機会が少ないのも事実です。それは病院には治療のための療法食は置いてあっても、日常的に摂る一般食は扱っていないからだと思います。

食事ならば何でも大丈夫なのでは?と思われる方もいらっしゃるとは思いますが、年齢や犬種によっては、日常的に注意しなければならないこともあります。現時点では問題なくても毎日の生活の上で少しずつ起こる歪みは将来大きくなる可能性があります。

病気は起きてから治すのではなく、なるべくならば病気をしないような生活・健康管理を心掛ける必要があります(予防医学)。毎日摂る食事はその最たるものです。世の中には食べてはいけない物や摂りすぎには注意が必要な物が多くあります。人も年齢を重ねていくと制限しなければならないものがいろいろと出てきますが、動物たちにとっても同じことが言えます。

当院では、治療食以外にも日常生活で必要な食事管理についての相談やアドバイスを行っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。