歯科キャンペーンのお知らせです。
皆様の大切なペットのお口の中は健康ですか？
汚れや歯石を放っておくと細菌(歯周病菌)が増殖し、血流を介して全身の臓器に回ってしまいます。それが原因で心内膜炎、肝炎、腎炎、髄膜炎など様々な怖い病気を引き起こす可能性があります。
近年、ヒト歯科領域でも歯周病が問題視されており、実はワンちゃんたちにも同様のことが言えます。
歯周病は、様々な要因が複雑に絡み合って起こりますが、最大の原因はプラーク(歯垢)です。プラークは単なる食べカスではなく、実は細菌の塊なのです。ですので、進行するとひどい悪臭がします。
最初は軽度の歯肉炎から始まりますが、進行すると歯周ポケットが広がり歯肉が腫れあがり、そして歯を支えている土台である骨が溶け(歯槽膿漏)、歯が抜け落ちます。
幼少期から常に歯磨きを習慣付けている場合は、年数を重ねてもそれほど歯石は沈着しておらず、歯肉炎も軽微だったりしますが、日常的に歯磨きをしていない場合は大変です。
歯石は綺麗に取っても、何もせずに放っておけばすぐに歯垢が沈着し、それが石灰化して再び歯石となります。そして、その歯石の上に歯垢が付き、また石灰化を起こして歯石が増えているという悪循環が生まれます。
歯石がすでに大量についてしまっている状態では、いくら歯磨きをしても新たな歯垢の沈着を防ぐことはできるとは思いますが、いま付いている歯石を除去しないと歯周病は治りません。
歯石の治療方法として一般的に行われる方法は、全身麻酔、または深い沈静下での超音波スケーラーを用いての歯石除去になります。勿論、本人が許容してくれるならば無麻酔下での処置も可能ではありますが、恐怖感を与えることが多いため、今後の事を考えるとせめて沈静下での処置をお勧めしています。ちなみに、付き始めのような少量の歯石沈着であれば歯科器具を使って無麻酔下で取ることができます。ただし、お口をしっかりあけられる子が対象になります。ちなみに、麻酔と沈静とでは料金がかなり違います。(2倍以上；当院比）
しかしながら、沈静下での処置ができない場合もあります。高齢で衰弱している状態であったり、肝臓、腎臓、心臓が悪い(不全状態)場合などは病状を悪化させる危険性が高いため、行う事ができません。このような状況下では、当然のことながら麻酔下でのリスクも非常に高くなります。
その為、歯石除去を行う前には身体検査および血液検査、高齢の場合は胸部レントゲン等を行った上での処置になります。大げさかと思われるかもしれませんが、安全面を考慮すると本来はここまでしないといけません。
そうなると当然がら費用面でも高額となってしまいます。歯石は取りたいけど、費用が高いので取れない・・・。
この歯科キャンペーンは、少しだけですが費用を抑え（技術料を抑え）歯石除去を行っていくキャンペーンです。
歯石の程度(一部か全体か)や歯の状態(抜歯の必要性の有無)、麻酔下・沈静下の違い、年齢や基礎疾患の有無等による事前検査内容の違い、体重等によって全体の料金は異なりますが、歯石除去処置のみ通常料金の30%offで処置を行います。
キャンペーン期間は、2/21（月）～3/30（水）迄です。
是非、この機会に歯石による口臭や歯周病に対する治療をしましょう。
尚、当院の患者様については、後日、お知らせのご連絡をいたします。
詳細については病院までお問い合わせください。
