当院が開院してから早いもので6年が経過いたしました。
開院当初より、可能な限り、夜間における時間外診察の対応を行ってまいりました。それで救えた命もたくさんあれば、救えなかった命も少なからずあります。
当院が開院当初は、周辺には夜間対応してくれる病院が殆どなく、札幌市中央区の札幌夜間動物病院に行くしか方法がありませんでした。
札幌に来る前、24時間対応病院に勤務していた事と開院前・後の短い期間ではありましたが、札幌夜間動物病院にて非常勤ではありましたが夜間専門診療に携わっていた関係で、夜間における時間外対応診察は必要であると考え、これまで対応してまいりました。
夜間対応に対する変更は、急に思い至った訳ではなく、以前にも当ブログ上でも少し触れており、1年以上前から考えてえおりました。また、近年においては夜間対応をしてくれる病院が増えてきましたので、空白地も少なくなってきました。
また、最近の体調不良の原因として寝ている状態でも(本人は意識をしていないのですが)、常に気をはっている状態が続いているため、脳が休めていないことから起きているとのことでした。
その結果として、本来は時間外対応をやめなくてはならないのですが、そうとも云っていられないので以下の通りに変更させていただきます。
※夜間における時間外の『初診外来対応』を「基本的」に行いません。
※夜間時間外対応は、「基本的」に当院を「かかりつけ病院」とされている患者様からの救急要請に限り対応させていただきます。
※当院のカルテ登録有効期限は、最終来院日から1年間です。1年以上の来院歴のない方は再初診扱いとなります。
※夜間の時間外診察には通常の診察費の他、時間外診察料金が加算されます。時間帯により料金は異なります。
以上の方針で、2017年1月からは対応させていただきます。
因みに、当院が考える「かかりつけ病院」とは、普段から最低限必要な定期的な検診・健診、予防(ワクチンなど)を受け、その動物の状態を飼主様がある程度把握できており、罹っている病気だけではなく、普段の健康状態やその管理等に関して日頃から獣医師に相談やアドバイス等を受けられる病院としています。
平たく云うと「現在において基礎疾患があり、継続して通院中で病気に関するアドバイスや治療を受けている病院」、「病気がなくても定期的にその動物に必要な予防を施しており、年に複数回は一般身体検査を受けた上で、その個体の状態を把握している病院」この2つのどれにも当てはまらない場合は、かかりつけ病院とは云いません。
ブログ上にて先に告知を致しますが、後日、当院サイト上の診療案内に変更に関する記載して追加しておきます。
宜しくお願い致します。
ACフロンティア 院長